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| 帝王切開について教えてください | |||
| これからお産を迎える予定の本人はもとより、ご主人、ご家族の皆様にとっても何かと心配なこととおもいます。 第一の心配点は、五体満足で生まれてくるかどうかという事かと思います。第二の心配点は多分、普通にお産できるだろうか、帝王切開にならないだろうかという事かと思います。 お産には普通分娩(医学的には経膣分娩)と帝王切開による分娩のニ通りあります。この帝王切開は近年、世界的に増加傾向にあり、日本では10%以上、米国では20%の帝王切開率となっております。昨年、WHOの関係者が来日して帝王切開率を10%以下にするよう勧告していきました。 しかし、日本ではこの帝王切開率も施設によって非常に差があり、5%前後の病院から30%を超える病院まであります。ちなみに当院の帝王切開率は6%です。 帝王切開を行う理由は、お産の進行が悪い場合、赤ちゃんが弱ってきた場合など主に赤ちゃんを救うために行われますが、激しい陣痛に耐えられずに「お腹を切って」と懇願する妊婦さんもおります。そのようなケースに迎合しますと帝王切開が増えますし、骨盤位(いわゆる逆子)を全例帝王切開する施設では当然、帝王切開率が高くなります。術式の確立、抗生物質、痲酔の発達などにより帝王切開は安全に行なえるようになりましたが、とにかく下腹部と子宮に切開を加えるわけですので、術後合併症も皆無ではありません。 また、脂肪の多いところですので醜い瘢痕が残ることが多々あります。もっと重要なことは、一度帝王切開を行うと2回目以降のお産の帝王切開の可能性が非常に高くなるということです。母児の安全に全力を尽くしつつ、何とか普通分娩に持っていくよう妊婦さん自身および私たちも努力しなければなりません。 |
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