出産について
分娩様式(自然分娩・誘発分娩)
 自然なお産をしたい。多くの妊婦さんはそう考えています。でもみなさんが自然分娩できるわけではありません。お産が途中で進行しなくなったり、赤ちゃんや、時にはお母さんに危険がおよぶことがあります。私達はそんな時、いち早く対応し、安全にお産ができるように心がけています。
逆子のお産(骨盤位分娩)
 32週を過ぎても逆子がなおらない場合、逆子をなおす体操をお勧めしています。34週位まで試みてもなおってくれない時には、私達産科医のあいだでも意見の別れるところですが、積極的になおそうとして外回転を試みる場合があります。しかし、これには危険が伴います。可能性の高い時以外はお勧めできません。
 経膣分娩か帝王切開か、逆子で経膣分娩を行なった場合、死産率も高くなります。特に初産婦でその率は高くなります。そこで初産婦の骨盤位ははじめから帝王切開が安全と言う考え方も生まれてきます。
 骨盤位の初産婦さんには骨盤が児頭を通過させるのに充分な広さと形を持っている場合には、経膣分娩の方針で臨みます。但しこの場合も分娩が長引いたり胎児の心音が不安定になったりした場合には、帝王切開に方針を変更します。